>>片頭痛患者さんの手記<<
06/09/28
３５歳 女
１．頭痛が始まったのは、１２歳頃からで、頻繁に頭痛が起きはじめたのは、３年前からです。
２．１２歳頃から３２歳くらいまでは１〜２年に１回程度でした。
３３歳頃からは月に１〜２回、必ず起きるようになりました。
３．軽いものならば半日。重い場合は２、３日続きます。
４．痛む部位は様々です。
今まで痛んだことのある部分は、
耳より上の部分、
額、
右または左のこめかみ、
両方のこめかみ、
右眼および眼の奥、
右の鼻頭、
頭のてっぺん
５．４に書いた部位では、ズキンズキン、ガンガン、ズシーーーン（重痛い）、
右の眼はピリピリで、これらの痛みのある時は起きていられないくらいの強い痛みです。
これ以外にも、我慢出来る痛みがあり、これは「キュウ」っと締め付けられるような痛みです。
６．前記のようにズキンズキン等と痛む時は、我慢出来ません。
それ以外の時は痛いながらも、日常の生活はできます。
７．１日のうちでは特定の傾向はありませんが、仕事の休み前、休日に起きることがよくあります。
８．頸と肩のこりは常にあります。
起きていられないほどの頭痛の時は次の順序で症状が現れます。
眼が見ずらくなる（ギラギラしたものが両眼に見える）、
気持ち悪くなる、
吐き気がする、（ひどい時は）嘔吐、
めまいも 同時におこる。
眩しい光と音が苦手。
頭痛が落ち着いた後にも、頭の中がボーッとして、考えがまとまりにくいような感じや、
気持ち悪さ、吐き気が３日〜１週間程度続きます。
（頭痛が重ければ重いほど、これらの症状も重く、長く続きます。）
眼のギラギラが見えると頭痛が必ず起きるので、
このギラギラの時点でバファリンと気持ちが悪くなるのを押さえるために、太田胃散を服用しています。
９．ストレス（職場で部活動に参加していますが、そこでの対人関係がゆううつだと思うことがあります。それと、今年の４月から、今まで分担していた部の雑用をほとんど全てやらなければならなくなったことがあり、活動日の前日に眠れ
ないことがよくあります。）
飲酒（お酒は強くないので、ワイン、日本酒を飲んだ時にズキンズキンとした頭痛が起きることがあります。）
コメント：前兆を伴う典型的片頭痛です。これに緊張型頭痛の要素も入っています。この患者さんは片頭痛の特徴をよくあらわしています。
その部分を赤で示します。
